創業は江戸時代! 全国へ伊勢えびを発送する「上保商店」 後編

創業は江戸時代! 全国へ伊勢えびを発送する「上保商店」 後編

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―紀北町のいいところは?

 いいところばかりです。

―その中で代表的な例をひとつ教えてください。

 まず空気がおいしい。イベントで一週間くらい外に出てから紀北町に帰ってくると「やっぱりいい空気やな」って思います。

 そして人が優しいし、親切。主人が病気で体が悪くなってからも本当にみんな親切にしてくれます。

 20年ほど前に主人が病気で倒れたとき、「こんなことで100年以上続く店を潰したらあかん」と思いました。主人からは「チリ津波や伊勢湾台風とか怖いこともたくさんあったから生きたものを扱うのはもうやめとけ」って言われました。
 「でもやめてどうする、この店潰すのか、やるから大丈夫」と続けることを決めました。

 初めて市場に入札に行ったとき、恥ずかしくて札を出すことができませんでした。
 「自分のおかず買うと思って札出せ。営業じゃない。おかず。おかずが安く買えると思って。」ってアドバイスをもらいました。
 アドバイスをもらって実際に買ったはいいものの、今のようにタンクはないのでカツオがコンクリートの上にそのまま置かれます。上保ではカツオが水揚げされたときに買えるだけ買いたいので一度にたくさんのカツオを購入します。鮮魚は買ったら一分一秒でも早く氷にいれなければ鮮度が落ちてしまします。買ったカツオを早く冷凍しようと思うのですが、自分は運転もしなければいけないので、女性スタッフに来てもらって手伝ってもらうだけではとても時間がかかってしまいます。
 その姿を見ていた違う店の親方が、「上保さんがカツオを買ったけど、カツオをこんなとこに置いといたら干からびて干物になってしまう。早く工場まで運んだれ」って従業員に指示して工場へ運んでくれました。
 その店の人たちは「工場の前通るから」と言って運んでくれましたが、自分の店が買った大事な魚もあります。
 それなのに上保が買った魚も運んでくれました。
 
 漁協、組合の人たちの思いやりには本当に感謝しています。このありがたみは家を継いだ子供たちに言い聞かせています。

―ふるさと納税に出品したきっかけは何ですか?

 他の自治体にふるさと納税したことがあり、紀北町でも早くしないかなと思っていました。

―ほかの事業者のおススメはありますか?

 地元の食材を使った料理が食べられるところがおススメです。
 稲米舎さんは地元の海の幸を落ち着いた雰囲気の中で食べられるところがおススメです。
 紀伊の松島さんは上保の伊勢えびのよさを引き立てる料理を作ってくださっているのでおススメです。

上保商店の特産品はこちらでご覧いただけます。


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