未来を担うこどもたちへの応援! 巡回図書 ~ふるさと納税活用事業紹介~

未来を担うこどもたちへの応援! 巡回図書 ~ふるさと納税活用事業紹介~

いつも紀北町に温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
紀北町では、みなさまから応援いただいた寄付金を以下の6つの使い道で活用させていただいております。

  1. 防災対策・生活基盤整備・自然環境の保護
  2. 健康・福祉等の充実
  3. 産業・観光の振興
  4. 教育・文化・スポーツの推進
  5. 協働・交流の推進
  6. 町におまかせ

今回はこの中から4.教育・文化・スポーツの推進の事業である「巡回図書」について紹介させていただきます。

巡回図書とは

図1. 巡回図書の仕組み

巡回図書は購入した図書を特定の学校だけではなく、他の学校の生徒も新しい図書を読めるようにするための事業です。
この事業は蔵書数が国の定める基準に満たない学校を是正することが目的です。この目的を達成するための事業は、従来から存在する図書補充の事業とふるさと納税を活用したこの事業の2つ存在します。ふるさと納税での事業を従来とは別の方法を採用したことで、これまでよりも多くの生徒が新しい本を読む機会を作ることができました。
さらにこの事業を実施したことで図書購入の予算額が、小学校1校当たりの平均で約2倍、中学校で約2.5倍に上昇しました。

巡回図書は以下のような流れで、運用されています。

  1. 教育委員会が各学校の蔵書数を元に図書補充校を選定する。
  2. 図書補充校に選定された学校は、小学校は180冊、中学校は90冊を目安に購入したい図書を選定する。
  3. 教育委員会は図書補充校が選定した図書を購入する。
  4. 教育委員会は図書補充校以外の学校に購入した図書を配布する。
  5. 教育委員会から図書を配布された学校は指定の期間(小学校は1学期、中学校は2学期・3学期の2学期間)図書を学校に設置する。
  6. 指定の期間が終了すると次の学校へ図書を移動する。
図書は学校を紀伊長島地区、海山地区(それぞれの地区は小学校5校、中学校2校)に分け、その地区内を巡回させます。教育委員会からの配布は2学期に行われるため、図書補充校への設置は小学校では翌々年の1学期、中学校では翌年の1学期に行われます。
3年目を迎えた巡回図書は、これまで計1,418冊の本を購入させていただきました。

表1. 導入実績

年度 図書補充対象の学校名 冊数
平成28年度 西小学校 152冊
船津小学校 162冊
赤羽中学校 46冊
潮南中学校 99冊
平成29年度 西小学校 131冊
船津小学校 157冊
赤羽中学校 70冊
三船中学校 99冊
平成30年度 西小学校 154冊
赤羽小学校 179冊
赤羽中学校 88冊
潮南中学校 81冊

小・中学校での巡回図書の取り組み

巡回図書はそれぞれの学校が工夫して設置をしております。今年度設置された上里小学校、引本小学校、三船中学校での取組を紹介いたします。(※紀伊長島地区の中学校は取材当時未設置だったため未掲載。また小学校は両小学校とも海山地区だが、これは引本小学校が今年度で閉校になるための特別措置)

上里小学校

上里小学校では低学年と中学年以上に分け、2種類の方法で図書を設置しています。中学年以上の図書は各教室のすぐ外に各学年別に設置し、低学年向けの図書は教室前のスペースに合わせて設置しています。低学年向けの図書は両方の児童が楽しめる図書が多いので、あえて分けずに合わせて設置しているとのことです。

各学級への設置

低学年向けコーナー

引本小学校

引本小学校はすべての図書をまとめて図書室に設置されています。引本小学校では全校児童が毎朝図書室で読書する時間があり、一番目に触れる機会が多いということで図書室に設置しています。

図書室への設置

三船中学校

三船中学校は図書室の貸し出しカウンターの目の前の一番目立つ位置に設置されています。昨年から各学年ごとにビブリオバトル(※面白いと思った本を持ち寄り、みんなの前で本を紹介。もっとも読みたくなった本を決めるゲーム)を実施し、生徒が図書に触れ合う機会を増やしているとのことです。

図書室への設置

紀北町教育委員会の取り組み

巡回図書が導入されるタイミングで教育委員会では新たな取組を行うことにしました。
それは巡回図書カード、おすすめカードの導入です。

巡回図書カードはその図書を次に読む生徒のためのカードです。図書を読んだ後に「すごくおすすめ!」「おすすめ!」「まあまあおすすめ!」のうちあてはまるシールを貼り、この本を他の人がどういう風に思ったかをわかるようにしています。
中学校の巡回図書カードには本のあらすじを記載し、巡回図書カードを見ればあらすじとみんなのおススメ度がわかるようになっています。

  • 小学生向け巡回図書カード

  • 中学生向け巡回図書カード

おすすめカードは上記の巡回図書カードからさらにもう一歩踏み込み、図書を読んだ感想を書いてもらいました。カードには「おすすめポイント」や「心に残ることば」などのお題が書いてあります。

おすすめカード

教育委員会ではこれまで各学校に図書を配れば終わりでしたが、この巡回図書ではこのような施策を通して生徒や先生からの現場の生の声を聞くための取り組みを始めました。おすすめカードは当初予想していた以上に書かれていたそうで、読書の喜びがよく伝わってきたそうです。

教育委員会では巡回図書を通して、生徒一人ひとりがいろいろなことを知る機会をもっと増やしていこうと思っています。各学校にはそれぞれ工夫してもらって図書を設置していただいていますが、なるべく生徒の近くに多くの本を置いてほしいと思っています。そのため図書の選定も各学年ごとに図書が均等になるよう指導しています。
実際に現場から教室に本を設置したことで、読書が生徒にとって身近な存在になったとの声ももらっています。

町担当職員も図書の設置を行いました

紀北町では今後もふるさと納税でのご寄付を活用させていただき、紀北町、日本の未来を担う子どもたちへの支援を続けていきます。

図書に貼られるふるさと納税活用を表すシール


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です